おはようございます!!
今年も残すところわずかですね
今年の年末は
お家で美味しい食材を食べたいと思います
(カニとかもつ鍋とか)
ということで本日の記事内容は
皆様のよく言う間取りの要望において
意外な落とし穴があるよ!!
そんなお話をしていきます
家づくりにおいて
間取りの要望を伝えるのは難しいです
伝え方次第や解釈次第では
残念な感じや勿体ない感じになります
うまく伝えることによって
皆様の間取りが大きく変わってきます
〇〇が欲しい!!
そんな限定的な言い方は✕です
家づくりするにあたって
住宅業界の大前提として
御用聞きなタイプが多いです
そう思った上で要望をまとめましょう
つまりは!!
素人である自分が言った内容が
そのまんま反映される可能性があるのです
それがいかに危険なコトか。。
相手がどんなスタンスの人なのか
- +αの提案をしてくれる人なのか
- ダメなことはダメと言ってくれるのか
しっかりと把握しておきましょう

よくある間取りの要望と落とし穴
皆様からとっても多く聞く
よくある要望達です
これを伝えることによって
解釈する担当者次第では
叶えることが目的な間取りになります
1,通り抜けの土間収納が欲しい
最近よく言われる要望です
- ツーウェイの土間収納
- 通り抜けの土間収納
聞こえは良いですが
デメリットも考えていますか!?
家のボリュームはどの位ですか?
デッカイ豪邸ならいいですが
限られたスペースの中で
通路を設けることが効果的なのか
壁面が一面減るということは
収納量がその分減るということです
通り抜けの土間収納を取らずに
壁面の靴収納にすることによって
広い土間スペースが生じます
違った土間の使い方が生まれます
狭い通り抜けの土間収納と
狭い土間スペースを取るか
広い土間スペースを取るか
自分達にはどちらが良いのか
考えてみて下さい
(正解はありません)

2,LDKに隣接した和室が欲しい
最近あまり聞かなくなりましたが
(私のまわりだけかもですが)
一時めちゃくちゃ流行した間取りです
- 来客用の畳コーナー
- 誰かが泊まりに来た時用の部屋
これだけを聞くと
必要そうに聞こえますが
年に何回ありますか!?
その為にリビング狭くなってもいい?
畳コーナーが納戸になりませんか!?
色んな引きかえのリスクもあります
多少和室を崩すことによって
新たな居場所をつくることもできます
仕切れる畳コーナーという
聞こえの良い魔法の言葉を
軽く伝えてしまわないようにしましょう
この手の要望がマストになると
もう建売のような間取りにしかなりません

3,水回り動線を確保したい
- キッチン→洗面
- 洗面→キッチン
この動線を確保したい!!
そんな要望を言われる方も多いです
家事動線が良い家!!
これだけを聞くと
フンフンって思ってしまいそうですが
その動線を確保するのが
一番の目的にして大丈夫ですか!?
それで良いケースもありますが
その動線を優先することによって
失うことが生じるケースもあります
今の洗濯機は優秀です
洗面とキッチンを行き来するケースは
そこまでありません
何を一番に優先すべきなのか
冷静に天秤にかけてみましょう

4,大きな窓が欲しい
これも多いご要望です
- 何となく漠然と大きな窓が欲しい
- 開放的に明るい暮らしがしたい
イメージはとても分かります
受け取る提案者が微妙だった場合は
素直に大きな窓を取るでしょう
結果的にどうなるか。。
- カーテンを開けれない窓になる
- 軒ゼロの夏暑い窓になる
- 結果的に窓の意味がなくなる
- 方位だけを見た窓になる
このような状況に陥りがちです
大きな窓を取るという目標は叶いました
それが生活の豊かさにつながってますか?
「大きな窓が欲しい」
この言葉だけでは不十分なのです
家づくりの本質を知らない提案者が
意外と多いのです

5,収納をたっぷり欲しい
コチラもよく聞くご要望です
私も大事なコトだと思います
ここで注意して欲しいのが
図面上に賑やかしく取られた収納
その収納はデザインされてますか!?
ただ単に収納確保しただけになってませんか
家が完成した後に
インテリアを阻害してませんか!?
意外と収納取っただけになりがちなので
その収納面がどのように見えるのか
そこまで掘り下げて考えましょう

6,リビング階段にしたい
コチラも多いご要望です
このリビング階段という言葉
とても広義な言葉です
リビング階段と一言で言っても
めちゃくちゃ色んなパターンがあります
- 寒いリビング階段
- 寒くないリビング階段
- なんちゃってリビング階段
どんなリビング階段にしてしまうと
寒く感じる階段になるのか
理解しておきましょう
無理やりリビング階段にはなったけど
住んでから寒いと後悔します
ネット上で後悔しているリビング階段は
この寒いパターンが多いです
(家の性能がしっかりしていたら)

7,寝室にWICが欲しい
コチラも多いご要望です
WICは寝室にあるもの
謎の固定観念が働きます
私も11年前はそう思っていたので
しっかりと寝室に取ってます(笑)
しかし実際のところ
寝室とセットである必要はないです
洗面所の近くにあった方が
よっぽど便利ですね。。

8,子供部屋2つと寝室1つ欲しい
コチラも伝えがちな要望です
もちろん部屋は必要だと思いますが
最初からカッチリ伝えてしまうと
その通り二階に個室が提案されます
それで可もなく不可もなくですが
お子様が小さい間は
死んだ部屋になりがちです
どんな家族構成かにもよりますが
フレキシブルに居室を考えれたら
- セカンドリビングがうまれたり
- 書斎がうまれたり
他の要素が加わったりします
最初から個室が絶対に欲しいのか
当面はゆる~く使いたいのか
そこまで掘り下げて伝えましょう
素直に伝えると
ただの廊下と個室が出てきます

9,玄関は家の顔なので広く取りたい
これもよく言われる言葉です
気持ちは分かります
人間の見栄的な部分です
大きな豪邸ならいいですが
コンパクトな坪数の家にとって
通路になりがちな玄関スペースに
優先しちゃって大丈夫でしょうか?
来客の方に対して良くみせる為に
リビングを小さくしてもいいでしょうか?
自分たちの価値観や暮らしの中で
何に一番重きを置きたいのか
今一度考えてみて下さい
玄関は狭いより広い方がいいですし
リビングも狭いより広い方がいいです
要望の伝え方や整理は重要です

10,一階に要望が集中する
これまでの要望をまとめると
全てが一階に集約されがちです
結果的にどうなるかと言うと
二階スペースが余ってしまい
一階が巨大になって
二階がちょこんとした間取りになります
平屋に近い二階建て
コスト的にも高くつく建て方です
だからこそ
二階水回りにする家が増えたり
畳コーナーを無くしたりが必要なんです
限りある予算の中で
みんな必死に苦労しています

要望を伝える際のポイント
要望を伝えることが
いかに難しいコトなのか
少し分かって頂けたでしょうか?
伝える相手にもよりますが
言った通りになりがちなんです
限定的に伝えない
出来る限りですが
限定的に伝えないようにしましょう
- 子供部屋は6畳欲しい
- 寝室は8畳欲しい
- LDKは20畳欲しい
こういった伝え方をしてしまうと
それを叶えるのが一番の目的になります
結果的に
もっと大事にしないといけない事が
無視された間取りになりがちです
何かを捨てることによって
違う豊かさが生まれます
何もかも欲しいのであれば
お金を積むしかありません

深堀りして伝える
家を建てる上で
何が一番叶えたいですか?
何が一番欲しいですか?
それくらい掘り下げてみて下さい
あれやこれや考えずに
何か一つだけか二つだけ
叶えたいコトや時間を想像して下さい
もしかしたら
それを伝える位でもいいのかもです
本当に優秀な担当者さんだったら
それだけで形にしてくれます

まとめ
いかがでしたでしょうか
要望を聞き取る方も難しいですが
要望を伝える方も難しいです
言語化する能力と
深く先読みする能力
両方をしっかりと持たないと
無駄だらけの家づくりになります
目先の流行にとらわれずに
常に疑って考えていきましょう
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