MORISAWA PASSPORTが2028年でサービス終了します。
そこで代替サービスである、MORISAWA FONTSに移行しました!
今回のブログでは、実際にMORISAWA FONTSを1ヶ月使ってみた感想、何が変わったのか、メリット・デメリットまで解説していこうと思います!
結論
価格は高くなったが、MORISAWA FONTSは、MORISAWA PASSPORTに比べて便利になった。
おすすめ。
MORISAWA PASSPORTとMORISAWA FONTSのちがい
MORISAWA PASSPORTとMORISAWA FONTSのちがいについて。
特に変わったと思う点を表にまとめました。
更に詳しい内容についてはMORISAWA FONTS「MORISAWA PASSPORTとの違いは何ですか?」をご覧ください。
MORISAWA PASSPORT | Morisawa Fonts | |
書体ライブラリー | 2000書体以上 | MORISAWA PASSPORTの 書体ライブラリーを継承 |
新書体の追加 | 2023年度新書体までで終了 | 2024年度新書体以降も続々リリース |
ライセンス形態 | デバイス(PC)単位 | ユーザー(利用者)単位 |
1ライセンスで利用可能な PC台数 | PC1台 | PC2台(同時利用不可) |
定価(税込) | 54,780円 | 64,240円 |
サポートOS | Windows11 〜 Windows8.1 macOS 13 〜 macOS 10.13 | Windows11、Windows10 macOS 13 〜 mac OS 10.15 |
インターネット接続 | インストールや更新時に必要 | 常時必要 |
インストール方法 | Mフォントスターターから フォントインストール | Webサイトでフォントを アクティベートのうえ、 専用アプリ「Desktop Manager」 からフォント同期 |
更新手続き後の作業 | Mフォントスターターから ライセンスキー登録 | 自動更新のためなし |
利用PC変更手順 | Mフォントスターターから アンインストール後、 別PCでインストール | 専用アプリ「Desktop Manager」 からログアウト後、別PCでログイン |
ライセンス管理方法 | 該当PCにてインストール・ アンインストール | 管理サイト「Admin Console」 にてユーザー割り当て管理 (スタンダードプランの場合) |
商標登録 | × 不可 | ○ 可 (スタンダードプランの場合) |
【大きな違い①】ライセンス形態
まず大きな違いとして、ライセンス形態が変わりました。
MORISAWA PASSPORTがPC単位だったのに対して、MORISAWA FONTSでは、ユーザー(利用者)単位に変わりました。
そして、1ライセンスで利用可能なPC台数が、MORISAWA PASSPORTではPC1台だったのに対して、MORISAWA FONTSでは、PC2台(同時利用不可)で利用できるようになりました。
MORISAWA PASSPORTは、PC1台までの利用だったので、デスクトップとノートパソコンの2台でフォントを使う場合、毎回アンインストールとインストールを繰り返して使用する必要がありました。
MORISAWA FONTSに変わり、PC2台で利用可能になったことで無駄な手間がなくなりました。
私のような一人で仕事をしているフリーランスには嬉しい変化です。
【大きな違い②】定価
MORISAWA PASSPORTが54,780円だったのに対して、MORISAWA FONTSでは、64,240円に値上がりされました。
MORISAWA PASSPORTを契約している方は、移行プランで申し込むとずっとお得に契約ができます!
価格面では、使えるPC台数が増えるなど、機能が増えたので値上がりするのは分かりますが、1万円値上がりは個人的にきついなと感じました。
【大きな違い③】インターネット接続
MORISAWA PASSPORTはインストールや更新時に必要だったのに対して、MORISAWA FONTSでは常にインターネットに接続する必要があります。
そうなった事で、Wi-fi環境がない場所でMORISAWAフォントを使用したい場合は、自分のスマホとテザリングするなどの対処をしなくてはいけなくなりました。
これは外で作業することがあるデザイナーにとっては結構痛手かもしれません。
【大きな違い④】フォントの追加方法
MORISAWA PASSPORTはMフォントスターターからフォントインストールでしたが、MORISAWA FONTSはWebサイトからフォントをアクティベートする事ができるようになりました。
フォントを探すからフォントを検索して簡単にアクティベートできます。
操作はAdobe Fontsに似ていて、「明朝体」や「ゴシック体」「デザイン書体」など書体の形からフォントを探すことができ、他に「伝統的」「面白い」「真面目」などのイメージから探すことができます。
これはとても使いやすくていいなと思っています。
【大きな違い⑤】商標登録
MORISAWA PASSPORTでは商標登録が不可でしたが、MORISAWA FONTSでは商標登録が可能になりました。
これは、とても嬉しいですね!
MORISAWA FONTSのメリット・デメリット
MORISAWA FONTSのメリット
◯ PC2台で使えるようになった。
◯ フォントのインストール・アンインストールの手間が省けた。
◯ 商標登録が可能になった。
◯ ライセンス登録が自動更新。
MORISAWA FONTSのデメリット
◯ インターネットの常時接続が必要。
◯ フォントがPCにインストールされない。
◯ MORISAWA PASSPORTに比べて高い。
まとめ
個人的に、MORISAWA FONTSは機能が増えて便利で使いやすくなったなと思っています。
ただ今回、一気に一万円値上がりされたので、これから先更に値上がりされたら困るな…。という不安な気持ちもあります。
参考になれば幸いです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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頑張って作ったので、見て頂けたら嬉しいです!
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