「Illustrator(イラストレーター)」や「イラレ」という言葉はよく耳にするけど、実際どんなアプリケーションなのか分からないという方へ、Illustratorがなんの為に使うアプリケーションなのか分かりやすく解説していきます!
最後にIllustratorとPhotoshopのちがいもまとめていますので、是非最後までご覧下さい!
Illustratorとは
Illustratorは、Adobeが提供するアプリケーションです。
主に、ロゴ、チラシ、メニュー、パンフレットなどのデザインを行うのに使用されます。
グラフィックデザイナーは、Illustratorを使用してデザインを作るのが一般的です。
Illustratorで作れるもの
◯ ロゴ
◯ チラシ
◯ 名刺
◯ フライヤー
◯ ポスター
◯ ショップカード
◯ カタログ
◯ DM
◯ パンフレット
◯ LINEスタンプ
◯ 年賀状
◯ 地図
◯ グラフ
◯ プレゼン資料
◯ SNS投稿
なぜIllustratorなの?
次になぜ、デザイナーは、チラシやポスターを作る時に、PowerPointやWordではなく、Illustratorを使用するのか、その理由を解説していきます。Illustratorが選ばれる主な理由は下記の4つです。
◯ 文字や図形を自由に配置できる
◯ 図やイラストが描きやすい
◯ 拡大縮小してもボケない
◯ 印刷サービスを使うときに安心
文字や図形を自由に配置できる
Illustratorは、とても自由度が高いアプリケーションです。
例えば、一文字一文字の文字間を1ptずつ調整が可能だったり、図形をmm単位で移動させることができます。とても細かい部分の調整が可能なため、細部まで美しいデザインを作ることができます。
図やイラストが描きやすい
絵を描くのが苦手な方でも、図形を組み合わせたり、パスと呼ばれる線を描く機能を使うことで、手で描くよりもずっと綺麗な地図やイラストを作ることができます。
拡大縮小してもボケない
Illustratorは、ベクターデータと呼ばれる画像ファイル形式のアプリケーションです。
いくら拡大縮小してもボケたり、荒れたりすることがない為、作ったロゴを看板やポスターなど大きな媒体で拡大して使用しても、ハッキリとした綺麗な状態で印刷することができます。
印刷サービスを使うときに安心
Illustratorで作ったデータは印刷業界での標準形式のため、スムーズに高品質の印刷を依頼することができます。また、A2サイズやA1サイズなど大きなサイズでの制作物の作成も可能です。
IllustratorとPhotoshopのちがい
IllustratorもPhotoshopもAdobeが提供するアプリケーションです。
IllustratorとPhotoshopの主なちがいは次の2点です。
◯ データ形式がちがう
◯ 得意な分野がちがう
データ形式がちがう
先程Illustratorはベクターデータと解説しましたが、Photoshopはビットマップデータと呼ばれるデータになります。
Illustratorのベクターデータは、いくら拡大縮小しても荒れることはありませんが、Photoshopのビットマップデータは拡大縮小すると荒れてしまいます。
しかし、Photoshopのビットマップデータは、ピクセルごとに色情報を与えることができるため、画像の編集などで細かい色味の調整をすることが可能です。
得意な分野がちがう
IllustratorとPhotoshopのデータの画像ファイル形式がちがう関係で、それぞれのアプリケーションが得意な分野も変わっています。
Photoshopで加工した写真をIllustratorでレイアウトしてチラシを作ったりします。
Illustratorの購入方法
アプリを買う際におすすめなのは「Adobe Creative Cloud コンプリート」です。
こちらは、IllustratorやPhotoshopの他にAcrobatほか、Adobeが提供する20種類以上のソフト・アプリを利用できます。
Amazonでは結構セールをしていたりするのでおすすめです。
そこまでコストをかけたくない方は、PhotoshopとIllustratorがセットになった「Adobe Creative Cloud フォトプラン(1TB付)+Illustrator CC」というプランもあります。
ご自身の環境に合わせて選んでいただくと良いと思います!
まとめ
◯ Illustratorはロゴやチラシなどを作るときに使うアプリケーション
◯ Illustratorはベクターデータ
◯ ビクターデータは拡大縮小しても荒れない
◯ Illustratorは細かい調整が可能なため、細部まで美しいデザインの作成が可能
◯ PhotoshopとIllustratorのちがいは画像ファイル形式
◯ Photoshopはビットマップデータ
◯ ビットマップデータはピクセルごとに色情報を与えることができる
◯ Photoshopで加工した画像をIllustratorでレイアウトすることが多い
今回は、AdobeのIllustratorについて解説しました!
こちらのブログではデザインについての記事を更新中です!
データの作り方の記事一覧はこちらをご覧下さい。
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頑張って作ったので、手にとって頂けたら嬉しいです!
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